ふらっとあの町へ……
ひとり旅
~のんびりローカル線~ Vol,1


2014年8月


宮古・久慈・気仙沼

復興の槌音響き、観光施設も次々復活 気仙沼から八戸へ。
三陸、鉄道三昧の旅




1日目 気仙沼-宮古   
市場の活気に触れ、バス旅も  


三陸地方を訪れるのは何年ぶりだろう。メディアでは復興がアピールされ、観光地はにぎわいを取り戻しているという。その真偽を確かめたくて、三陸へ向かった。宮城県の気仙沼から青森県の種差(たねさし)海岸まで、復興国立公園に昨年、指定された三陸海岸のほぼ全域を、ひとり旅。鉄道、バス路線網は決して便利とは言えないが、空いた時間ぼんやり海でも眺めていようか。そんな時は、ひとりがいい。  


スタートを気仙沼としたのは、水揚げ量も復活しつつある気仙沼市魚市場が見たかったから。市場を訪ねるなら早朝がいい。前日は気仙沼に泊まり朝6時に市場へ行くと、すでに水揚げ作業が始まっていた。


市場の2階には全長354㍍、国内最大級という見学デッキがある。この時期はカツオ漁の最盛期。門外漢には暗号にしか聞こえない場内放送が流れると、ほどなく漁船が接岸し、船底から岸壁へカツオが揚げられる。ベルトコンベヤーに流されたカツオは、10人ほどの手で大きさ別に仕分けられていく。カツオでいっぱいになった籠は、すぐさまフォークリフトで運ばれる。見事な流れ作業に感心した。



傍らには大きなマグロが横たわり、ヒレを切り取られたサメが積まれていた。そう、フカヒレは気仙沼の特産品だ。人も魚も朝日を浴びて輝いている。常套句になるが、旅の始まりでいきなり元気をもらった。


<2014年9月号>

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【旅行読売 編集部】




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